2016年12月12日月曜日

台湾へ! 川旅に出掛けました。その3

台湾川旅二日目です。

王さんがまたまたホテルに迎えに来てくれて、川へ向けて移動です。
「今日はキャニオニングやりますよ」との事で、南の新竹県に向かいます。
2時間ほどのドライブで新竹県の山間、キャニオニングのスタート地点に着きました。
途中温泉の看板を幾つも目にしたので、観光地を通過した様です。
僕らは人家も少なくなった辺りまで登ってきました。
んで、人口のクライミングウォールがある建物も近くにあります。王さんに聞くと、キャニオニングツアーを催行している会社だそうです。でも、流石にこの時期人影は無し。キャニオニングは一般の人達には夏の遊びだもんね~。
さて、川の行程を聞くと、大きな滝が有るところまで川を遡って行って、帰りは登山道を使って車まで戻って来るそうです。とすると台湾では沢登りとキャニオニングは同義なのかもしれませんが、そこのところは突っ込んで聞いてません。

カワウソはお借りしたウェットスーツに着替えて、王さんは沢登りの格好です。
王さんの足回り↓
モンベルのフェルト靴。台湾製膝当て&脛当て。
んで、注目したのがこの脛当て。ケブラーで補強してあります。
いいなー、それ、日本でも売れるんじゃない?欲しい。

「登るのが難しい場所はロープ出しますからね」と王さん。
でも落ちたら怪我しそうな場所は迂回して安全に登ったんで、登る時にロープは使いませんでした。だって怪我したらこの川旅が台無しになってしまうし、迂回できるならその方が早いので。
なので、水流の有る小滝を3つくらい迂回したと思います。
渓相としては、全体的に浅いです。小滝の下に泳ぐ様なプールは無いですね。
九州でもよく有りそうな感じで、”海外の川”感は少ない↓
慣れてる二人なので、どんどん登っていきます。
↑スタンスが見つからず、高さは無いけど苦労しました。結局尻を押してもらった(笑)

滝をバックにパチリ↑ この滝は中間部まで登って、迂回しました。

↑滝を浴び、全身濡れても寒くない11月末の台湾。素晴らしい!

↑目的地の滝に到着。
ここはプールがしっかり深そう。高さは12~3mでしょうかね。
「田中さんジャンプ好き?」
「好き好き!!」
左岸を高巻きして滝上へ。
王さんがロープをセットしてくれて、懸垂下降で中間部のフラットな場所に降りる事にします。

↑先に降りる王さん。

棚がありますな。
かわうそも同じ棚に下降器を使って降りました。
↑この辺が深い?って聞いてる写真です。どこでも深そうだけど念の為。
高さは5~6mです。

僕らが滝上にいる時に、水着の若者グループが来ました。沢登りじゃなくて登山道から来た模様。
滝ジャンプの為に来たって感じです。王さんに聞くと、夏はそういう滝ジャンプの人が大勢来るそうな。でもこんな時期にね~。水着だからガタガタ震えてます。
さて彼らの内の二人が12~3mの滝上へ。男子と女子が一人ずつです。
大学生位の年齢かなー。二人共そうとうビビってます(笑)
その高さはキレイに着水しないと痛いよ、それか怪我するよ。王さんも同じ意見です。

先に男子が跳んで、次に女子が跳んだんですけどね、二人共空中で斜めになっちゃって、お尻を水面に強打してました。怪我しそうで見てるこっちが怖い・・・・。
どんな跳び込みだったか男子の動画を載せますね↓


一般の人向けの沢登りコースなので、昼頃にはあっさり終了。なので、川岸に湧く天然温泉へ行きましょう!って事で車で移動です。約1時間、山中を移動です。

↑綺麗な岩の層が露出している左岸側。岸が有れば岸を上流へ向かって歩き、岸が無くなったら対岸へ渡渉です。ゴルジュは無いので、どちらかには岸が有ります。

↑こんな感じで渡渉して行きます。いつもより水量が多いらしい。

↑温泉までの途中、カヤックすれば良さげな瀬が続いてて、テンション上がります。
見た感じ2.5位のグレードですかね。
「田中さんこの川下れますか?」
「良いね~、楽しそう。下れる下れる、やりたいね~」
「田中さん私にはこの川、難し過ぎるよ・・・。」
なんて会話しながら、渡渉を4~5回繰り返し。

↑渡渉の模様。

着っきました~。約40分の歩きでした。

↑土嚢袋で湯船を作ってあるのね。触ったら熱すぎて入れない。川の水を導入して丁度良い湯温を作る必要があるな。それも楽しそう。

浅いけど、気持ちの良いオープンエアの温泉。地中から熱いのが少しずつ湧いてます。湧出量は少しだけど、熱いので用心しないとヤケドしそう。
この一帯、あちこちの場所で掘ったら湯が出てきそうな気配があります。
スコップだな、次来る時は絶対に折りたたみスコップ持ってこよう。
手作り湯船、惹かれる~~。
日暮れに迫られて天然温泉を後にしましたが、ずーっと居たかったな~。