2015年11月26日木曜日

ロープレスキュー講習会 受講しました。

あれ? 前回のブログからあまりにも時間が経ってて・・・。啞然としています。カワウソです。

そーかー、フェイスブックに時々近況を投稿してたので、ブログも更新した気になってたのね・・・・。
イカンですね。すみません。

さて、シーズンオフになると、川の新規開拓に行ったり、カヤックしに行ったりと、普段と違う川へ出掛ける事が増えますね。そんなのもブログに上げるネタなのに、UPしてないというね・・・・。


さてさて、先日ロープレスキューの講習会を受講して来ました。受けたのは昨年に続いて2回目です。内容がとにかく濃いので、今年も受ける!!って気になりました。

その受講したロープレスキューの目指すところは以下ですね。

”「山岳」「崖」「高層建築物」等、救助者によって非常に危険性の高い状況の中で、いかに効率的かつ安全に救助活動を行うことが出来るかをテーマとしています。”

そして以下
”「正しい考え方」「実績のある方法」「安全な装備」等を各コースのレベルに合わせて伝える”
”国際基準である一定のルールやセオリーに基づいて普遍的なインストラクションを行う”

下記アドレスは講師の財田氏の運営サイトです。ポシビリティ合同会社
http://www.possibility-r.com/
http://possibility-r.blogspot.jp/

2泊3日で各日夜9時頃までみっちり講習有ります。それでも時間が足らない的な・・・。



↑の写真がレスキューの主要装備、これとスタティックロープが現場に応じて2本以上必要です。

講習内容はレスキュー哲学や力学等を机上講習。


この机上講習は初日に行うのですが、二日目・三日目に現場で行う講習時に出て来る疑問が、この初日の講習内容に解釈方法が満載されてたりします。
机上講習で考え方の拠り所を頭に入れるんですね。

どの程度の重さを引き上げるのか(又は下ろすのか)、で、レスキュー方法を選択するんです。
救助現場は千差万別、一つとして同じシチュエーションは無いもんな・・・・。

でも、私の場合救助現場になりそうな場所は絞り込めるので、想定訓練をしておくと、いざという場合にもたもたしなくて済むでしょうね。


人を担架に乗せて、緩斜面や急斜面を引き上げる、または下ろす。
その為にはロープを支える頑丈な支持箇所の作成が必要です。


上の様な緩斜面では、救助する人がもう2~3人いれば、ロープの張り方は低い位置でもっと簡単に出来るでしょうしね。
現場と状況が例え同じでも、人員と持ってる装備が違えば、同じ救助方法は出来ない事が多いですよね。


んで上の写真は、垂直の壁面を引き上げてきて、もう少しで平らな場所に上がるよ、という救助場面ですね。
ちなみに言うと、担架の人と救助をしてる人の二人分の重さを、カワウソ一人で引き上げてます。
力持ちだからね! ってんじゃなくて、ロープと複数の滑車を組み合わせて、少ない力でも上げれる様にしてあります。

こんな方法は良くないよ、とかこの方法が強度が高いとか、こうするのがシンプルで早く救助体制を構築出来る・・・・、とか、とにかく学ぶ事は沢山。

あー、そうそう、「ビレイ」って言葉がよく出てきます。
クライミングで使う「ビレイ」とは、似て非なるものなので、最初は戸惑いましたね。
救助にて主に使用するロープをメインロープ。
メインロープが切れたりする事を想定して、バックアップでもう一本の別ロープで確保をするのがビレイロープ。「ビレイ」とか「ビレイ側」とか言ったりしますが、ビレイロープとビレイロープの担当の人だったりします。
ロープクライミングでの「ビレイ」は、確保をしてる事は似たようなものだけど、別のロープを使用したりしないですもんね。(マルチクライミングは2本使うけど、それはまた別の話か)

忘れないように練習しなきゃ!
救助を想定して、構築して、検証して、そうしてまたより良いものを構築して、検証して。ですね。