2016年5月31日火曜日

オーストラリア人のJ.Gさんと二人ツアー



お客様はオーストラリア人のJ.Gさん

私と二人で、マンツーマンのツアーになりました。

いかんせん、J.Gさん日本語が話せません。
私は英語が話せません・・・・・・・。

まーね、最初の安全についてのお話を、奥様が通訳してくれましたので、なんとかなるんです。
川に出てしまえば、なんとかなるんで、不安はあんまりありません。

キャニオニングをスタートしたら奥様とも別れて、僕ら二人でコミュニケーションを摂るのです。

「そこシャロー!!」とか「あの辺がディープ!!」とか。
「ベリスリッピーですよ」とかね。

しっかり歩ける方だったので、サクサク進みます。



上の写真の場所は、滑るし、水圧に押されるしで、中々難しい登りなんですけど、サクサク上がっていきました。慣れてるんかな~。

J.Gさん、英語で色々と話しかけてくれます。わからない言葉は聞き返したりしてね。

易しい英語を話してくれれば、少しは分かりますよ。

英語で話してくれるので、お返しに日本語で長々話します。勿論通じないんですけど、良いと思います。”伝えたい何かを持ってるなこの人”と思って貰えるかどうかが重要なので。



今年はいつもの年より、早く水温が上がってます。もうOKだな。
私にとっては嬉しい事ですが。

真夏の暑さが心配だ。

2016年5月24日火曜日

2016年のシーズンが始まりました。さーキャニオニングツアーだ。

オッターのシーズン開始は、例年なら4月末から。
2016年は5月21日からの開始になりました。

ひと月近く開始が遅れたのは、熊本・大分地震のせい。
由布川峡谷には6月中旬まで入れません。椿入り口が立ち入り禁止になっています。

なので、もう一つのコース、藤河内渓谷でのツアーがシーズンスタートになりました。
藤河内渓谷には地震の影響はありません。
今シーズンも楽しくツアーやっていきます!!







2015年11月26日木曜日

ロープレスキュー講習会 受講しました。

あれ? 前回のブログからあまりにも時間が経ってて・・・。啞然としています。カワウソです。

そーかー、フェイスブックに時々近況を投稿してたので、ブログも更新した気になってたのね・・・・。
イカンですね。すみません。

さて、シーズンオフになると、川の新規開拓に行ったり、カヤックしに行ったりと、普段と違う川へ出掛ける事が増えますね。そんなのもブログに上げるネタなのに、UPしてないというね・・・・。


さてさて、先日ロープレスキューの講習会を受講して来ました。受けたのは昨年に続いて2回目です。内容がとにかく濃いので、今年も受ける!!って気になりました。

その受講したロープレスキューの目指すところは以下ですね。

”「山岳」「崖」「高層建築物」等、救助者によって非常に危険性の高い状況の中で、いかに効率的かつ安全に救助活動を行うことが出来るかをテーマとしています。”

そして以下
”「正しい考え方」「実績のある方法」「安全な装備」等を各コースのレベルに合わせて伝える”
”国際基準である一定のルールやセオリーに基づいて普遍的なインストラクションを行う”

下記アドレスは講師の財田氏の運営サイトです。ポシビリティ合同会社
http://www.possibility-r.com/
http://possibility-r.blogspot.jp/

2泊3日で各日夜9時頃までみっちり講習有ります。それでも時間が足らない的な・・・。



↑の写真がレスキューの主要装備、これとスタティックロープが現場に応じて2本以上必要です。

講習内容はレスキュー哲学や力学等を机上講習。


この机上講習は初日に行うのですが、二日目・三日目に現場で行う講習時に出て来る疑問が、この初日の講習内容に解釈方法が満載されてたりします。
机上講習で考え方の拠り所を頭に入れるんですね。

どの程度の重さを引き上げるのか(又は下ろすのか)、で、レスキュー方法を選択するんです。
救助現場は千差万別、一つとして同じシチュエーションは無いもんな・・・・。

でも、私の場合救助現場になりそうな場所は絞り込めるので、想定訓練をしておくと、いざという場合にもたもたしなくて済むでしょうね。


人を担架に乗せて、緩斜面や急斜面を引き上げる、または下ろす。
その為にはロープを支える頑丈な支持箇所の作成が必要です。


上の様な緩斜面では、救助する人がもう2~3人いれば、ロープの張り方は低い位置でもっと簡単に出来るでしょうしね。
現場と状況が例え同じでも、人員と持ってる装備が違えば、同じ救助方法は出来ない事が多いですよね。


んで上の写真は、垂直の壁面を引き上げてきて、もう少しで平らな場所に上がるよ、という救助場面ですね。
ちなみに言うと、担架の人と救助をしてる人の二人分の重さを、カワウソ一人で引き上げてます。
力持ちだからね! ってんじゃなくて、ロープと複数の滑車を組み合わせて、少ない力でも上げれる様にしてあります。

こんな方法は良くないよ、とかこの方法が強度が高いとか、こうするのがシンプルで早く救助体制を構築出来る・・・・、とか、とにかく学ぶ事は沢山。

あー、そうそう、「ビレイ」って言葉がよく出てきます。
クライミングで使う「ビレイ」とは、似て非なるものなので、最初は戸惑いましたね。
救助にて主に使用するロープをメインロープ。
メインロープが切れたりする事を想定して、バックアップでもう一本の別ロープで確保をするのがビレイロープ。「ビレイ」とか「ビレイ側」とか言ったりしますが、ビレイロープとビレイロープの担当の人だったりします。
ロープクライミングでの「ビレイ」は、確保をしてる事は似たようなものだけど、別のロープを使用したりしないですもんね。(マルチクライミングは2本使うけど、それはまた別の話か)

忘れないように練習しなきゃ!
救助を想定して、構築して、検証して、そうしてまたより良いものを構築して、検証して。ですね。


2015年7月17日金曜日

勝手に、もう梅雨は明けたなと感じた藤河内渓谷のツアー

晴天で、水量は多めで、青空に入道雲がでて。

梅雨は明けたな~~こりゃこりゃ。と思うカワウソであります。

藤河内渓谷のキャニオニングツアーは、ホントに気持ち良い季節を迎えましたな。

写真をUPします。


昨夜の風は、由布市にある我が事務所にもかなりな強さで吹き付けました。

雨樋が落ちてます・・・・。

倒木の片付けをせねばならんかもですね。



2015年7月9日木曜日

藤河内渓谷2015梅雨





梅雨の時期ならではの、増水している藤河内渓谷のキャニオニングツアーです。

楽しさ満載で、雨なんかへっちゃらなオッターのツアーの様子を動画にしました。

2015年7月2日木曜日

第二のチョック(チェック)ストーンに立ちたい! 立てるのか?

由布川峡谷と出会って早5年。
私にとって、当初からチョックストーンは特別な存在でした。

狭い谷の中空に挟まっている、そして落ちない岩。魔の岩? 不思議岩? 神秘の岩?

「岩が上から落ちてきて挟まった」説が有力なんでしょうが、私はそうは思っていません。

まー私、地質とか完全素人なんで、間違ってるかもですが・・・。

私的には、チョックストーンは元々地中に有ったもので、谷が水流に削られて深く深くなっていく過程で、地中の岩が露出してチョックストーンになったんだと思っています。

だって、由布川峡谷の滝の多くが、滝の落ち口に大岩が挟まってるんだもん。

水流が岩をオーバーフローしてるから滝の形をしているんであって、岩の下が掘れて、水流が岩の下を流れ始めれば、そこにチョックストーンが出来上がる!! というふうに思ってるわけです。

だけどそれも、狭い狭い峡谷だからこそ出来上がる神秘なのであって、普通はそんな現象は起きっこないんです。

中空に挟まった岩。

確かにそうなんだけども・・・・。

中空に生まれた岩とも言えないんだろうか?

普段ツアーをして無い区間の峡谷深部

今ある滝のどれか一つを、岩の下を人工的に貫通させたりして、チョックストーンが出来るかどうか実験したら・・・・。勿論そんな事したらダメでしょうけどね。

そんな物思いに耽るチョックストーンおじさんが、チョックストーンに立ちたいなー・・・、と、思ってもなんら不思議は無いのです。

ただ、儒教の国の我ら、足の裏は汚い。テーブルに立っちゃいけません、て教えられました。

当然、神聖な何かを足の裏で踏む、という行為に忌避感がある。鎖国時代のキリスト教の踏み絵の様に。

「な~お願い!! 一回だけでいいから!!」付き合い始めの彼女にお願いする気持ちと似ている様な、似てない様な・・・・。私には女性も神聖ですから、何か?

そんな気持ちで、取り敢えず一回 「お願いトライ」 してみる決心がついた。

第二のチョックストーンは小平茶屋の吊り橋から、下流側に小さく見えてます。

ピンポイントでそこへ懸垂下降する。出来る?出来ないかもしれんけどやってみる! 的なノリです。

普段ツアーをして無い区間の峡谷深部、その2



ここだろう! って場所の杉の木にアンカーを設置します。
安全を期して谷から5m程は離れた場所の立ち木です。

多少横にロープを振ってもいいように、ロープガードも持って来たけど、ここで問題発生。
ロープガードが足りない・・・・。なので、横に振れない事態になりました。
真っ直ぐ降りるだけなら問題無いやろうけど・・・・。横方向に動いてロープが擦れたら、ロープが切れる可能性が少しある。

ますますピンポイントな下降を要求されます。
さ~困った。

峡谷に降りる前に見えてる景色。目指す岩は見えない。

どのラインを降りればチョックストーンに当たるのか?

もうね、勘です、勘。あと運ね。


矢印の岩がチョックストーン

視界を遮る木々たちを抜けて下降すると、見えてきました!チョックストーン!

ちょ~っと横にズレてる・・・・・。
狙いは遠からず、だけども思いの丈は届かじ・・・。

若い頃はフッたのフラれたのと、どちらもかなりな場数を踏んでますが・・・、もうおじさんですから・・・、フリませんよ。全部ウェルカムです。   ん?恋の話か?


しょーーがない、どんどん下降するのです。

矢印はチョックストーンの上を水流がオーバーフローしてた跡でしょ!

さー、降りてきた。近付いてきたよ。

滝もいい味出てんな~

上を見上げると、遠くに吊り橋

かなり降りてきた。でもでもまだ私ロープで宙に浮いてます。


自撮り、チョックストーンに立てなかった悔みが表情に


チョックストーンの至近、真横に降りてきました。惜しい。まったくもって惜しい。
でも、あれあれ?

「ハート型やないかい」 いやーーんラブリー!!
マジですか? ハートですね。恋せよおじん。まさか、願ったら恋が成就しますか?
あー、神様仏様チョックストーン様。


下に降りて見上げたら、ハートでは無い

まさか君、僕だけにその姿を見せたのかい?
僕だけのものなんだね!

いあ~~、テンション上がった!

多分チョックストーンに立ってたら、通過する時近すぎてハート型に気付いて無いな。

これで良かったような気がする。

相手を汚すこと無く、愛を確かめ合った夜の様な。



でも、「もう一回だけいい?」って言い出しそうな予感もする。


普段ツアーをして無い峡谷深部、その3

2015年6月19日金曜日

2015由布川峡谷キャニオニングツアー、15mの滝下降コースの模様

梅雨入りして、由布川峡谷のキャニオニングツアーはクローズ中なんですが。

藤河内渓谷のキャニオニングツアーはやってます!!

んで、さーBLOGをUPしようと思うんですけど、藤河内渓谷のキャニオニングツアーをやってるんだから、そっち上げれば良いのに・・・・、由布川峡谷のキャニオニングツアーを上げますね。

そこが少しだけ、すこーしだけひねくれ者のカワウソならでは。



梅雨入り直後の由布川峡谷15mの滝下降コースなんですけどね。

水量はほぼ平常でした。前日雨降ってたね。

なので、いつも通りツアーは進んで行くんですな。

話聞いてると、参加者の二人共アウトドアの経験豊富だそう、なので、かわうそ全く心配していません。

気も使わずにまーったりツアーは進んでいきます。

さてさて、5mジャンプに到着です。

ジャンプ時の注意事項を説明します。

アウトドア経験豊富らしいので、どっちが先に飛ぶかって話で・・・。どっちが先だっていいんですけど、けど何か躊躇する雰囲気のAちゃん。

だったらって、先に飛ぶYさん ↓ 。

こなれたもんで、あっさり飛びますね。

んで、順番はAちゃんに。

Aちゃんどうぞ。Aちゃんどうぞ・・・・。Aちゃん・・・・・。

3・・・2・・・1・・・ごーー!!

Aちゃん飛べず・・・・。あれ? アウトドア経験豊富な飛べない女子なのね。

そーかー、ヨシ、意識を変えよう。

下を見るな、あんまり下見るな。深呼吸してスーハースーハー。さーピョンと飛ぶ!ごー!!

・・・・・・。

足が動く気配が無いね~。

そーか~、ヨシ、意識を変えよう。

前に男に酷い目にあった経験ない? その酷い目に合わされた男の事を思い出してさ、「バカヤロー!!」って勢いで飛んでみようか。ね?

さー思い出して・・・。どう?怒りが燃え上がってきた?

Aちゃん「そんな酷い事した男の人はいません」

えー?過去に一度も? 君、幸せな人生送ってんだね・・・・。

っていう流れの中で撮った写真が ↓ ですね。


しょうが無いから、ある方法で降りてもらったんですけど・・・・。

彼女の記憶に 「酷い事した男=かわうそ」 と刻まれてない事を願う。



さー、意識を変えて。

遊びのポイントが有るんですよ、 「滝裏からの滝登り」 が出来る場所がある。

登り方は教えたり教えなかったり・・・・。すいません、教えない事の方が多いな。自力で頑張って登りましょう。

登れたら滝の中間部から出てきます。 ↓ 写真
左から順番に並んでます。

頭や体を滝の中に出して、立ち上がる時にかなりな水圧を耐えねばならんのです。

どんなに押されても、耐えて耐えて耐えて・・・・、立ち上がれ!

右のが、しっかり立てたので思わず ガッツポーズ! って写真ですね。拍手!!



さー、次は15mの滝です。

つい最近気付いた事が有りまして。 ↓ の写真を見て欲しいんですが

左の写真はいつも撮る写真なんですね。でもお腹が触ってる岩が斜めに見えるんです。実際はほぼ垂直なのに・・・・。

人間て意識せずに垂直や水平を撮るんでしょうかね・・・、この場合は後ろの壁を垂直に撮ってるみたいで。

んで右の写真。感覚的、視覚的にはこの写真の方が近いんです、実際の現場は。

不思議だなぁ・・・・。右も左も同じ写真なんですよ。右の写真を90度回転させただけでね。

んー・・・、不思議だ。

今度から写真を撮る角度に注意してみよ。